細かな設定は設けずに、架空の国の架空の民族の架空の祭事のコスチュームを軸として、遊び心なども交えて制作しました。
2023年の埼玉県川口市の芝銀座商店街ハロウィンイベントが初出です。
大きく分けて、マスク、耳飾り、ポンチョ、腹巻き、パンツ、膝下に巻く飾りとそこに取り付ける鈴、とを制作しています。
初出がこども向けのイベントだった為、マスクの頭頂部で輪投げをやってもらえるデザインにしています。
写真1〜5枚目は、メキシコ人の写真家エミリオに、6枚目はAntennaBooks&Cafeココシバを運営されているカチモさんに撮って頂きました。
メキシコl人写真家エミリオinstagramアカウント@emilio_espejel
カチモさんinstagramアカウント@kachimo
名も無き神話ユニモア.....大分県の別府で開催されたわくわく混浴デパートメントに参加して、その地で一から制作した作品になります。別府に滞在しながら、街を見て歩き、地元の方々のお話を聞いては感じ、湯に浸かりながら湧いてきた創作神話の一場面を立体で表現し、さらにその神話を立体作品の前で聞いてもらうパフォーマンスも含めて一つの作品としました。
名も無き神々イカノマン.....この9体の人形は、それぞれが名前を持たない神々であり、その神々の総称がイカノマンです。イカノマン達は、名の在るより巨大な力を持つ神々の中のコウノウと言う女性の神様が、チキュウと言う名の丸い球体の中心に、ある思いを込めて刺した一本の髪の毛から生まれてきました。
タイトルのユニモアと言う言葉.....中南米の旅で学んだスペイン語の中でも特に気に入った[animo:アニモ] =(精神・意気・頑張る)と、英語の[more:モア] =(より多くの・さらに)、そしてそこに別府の[湯] と [Youに] を混ぜ合わせたオリジナルの造語で、「湯に浸かり元気をもらおう。」「あなたにもっと元気を!」「もっと頑張ろうぜ!!」などの思いを込めて創りました。勿論神話の内容にも繋がっています。
この神話に興味を持っていただけたら、いつか語らせてください。
スカースカと言う国があります。ここを統治するのは代々の王家の血を引くククルと言う王様です。優しくてユーモアのあるククル王は国民から強く愛されています。好奇心旺盛なククル王は時として家臣の誰にもみつからないように庶民の身なりをして、飛べずとも走ると速い巨大な鳥セッテの背にまたがり、国の隅々を漫遊するのでした。
緑美しい北の村からはるばる成功を求めて街へやってきたジャルド。しかし希望や夢はいつしか薄れ、今となっては他人を利用して生きていく嫌われ者のずる賢い輩となってしまいました。
心の底では「故郷に帰りたい!帰ってもう一度やり直したい!!」そう思っているのですが・・・「汚れてしまった今の自分を故郷の母親や自分を可愛がってくれた村の人々に見せるわけにはいかない・・・」そんな苦悩も人知れず抱えています。
耳には彼の純粋だった頃の記憶と、美しい緑に囲まれた彼の故郷をイメージして緑の布地に純白の糸とビーズで刺繍を施しています。
I have created a accessories such as a brooch to the islands motif.
島をモチーフにブローチなどの小物や縫いぐるみを何年も制作しています。
黒の世界の王子であるゴリラのダイアは、白の世界の魔女の呪いで、心のほとんどをどこかへ飛ばされてしまいました。ダイアの親友であるオオコウモリのブラックは、心を無くしたダイアとともに、その心を探すべく長く険しい旅へと出たのでした。
ダイア・・・理想主義者で熱い心の持ち主。正義感が強く元気勇気100%。真面目過ぎて時に融通が利かない事もある.....そんなダイアも今は心の大半を失ってしまっているので、ほとんど全ての事に無反応。
ブラック・・・現実主義者で決断も諦めも早い。よくしゃべる。強がってはいるが実は臆病者で、寝込みを誰かに襲われるんじゃないかといつもヒヤヒヤしている。用心のために強そうに見える一つ目アイマスクを着けて就寝する。そんなブラックがこのいつまで続くか分からない、時に危険な長い旅に出たのは、それだけダイアとの友情が強い証。
この4点のブローチセット「The great adventure of mystery secret. 」は、アートフェア東京2012に 3331 Arts Chiyoda × わわプロジェクト の一参加者として、もう一点のドローイング作品とともに出展させていただきました。
今もあまり変わっていませんが、子供時分に想い憧れ空想にふけっていた、大冒険が待つ未知なる世界。謎の島や宇宙、新発見の生物など・・・そのような思いを4点のブローチに物語仕立てにして込めました。